「おにぎり会」とは


私たちのグループは「おにぎり会」です。

ここ扇町1丁目仮設住宅は、仙台市の仮設住宅では唯一自治会のない仮設住宅です。

その誕生は、女性特有の「思いやり」の心でした。
開所当時、いろいろな問題が生じ、特に他の仮設住宅での一人暮らしの老人の孤独死が発生したことは住民に大きな驚きと悲しみをもたらしました。このような事態を受け、それを防止する案として、有志が集まり、集会所で食事会を開くことを企画しました。その食事会の約束事は、1つ余分におにぎりを作ってくることでした。この取り組みが、その後の住民同士の交流と親睦を図る好機となり、今の活動に発展しています。

「おにぎり会」はいまや、扇町1丁目仮設住宅で開かれる様々な行事の運営に関与しており、仮設住宅住民と行政や外部の支援団体とをつなぐ重要や役割を果たしています。